脂肪肝の診断と治療について

私たちの体は肝臓で脂肪が作られ、それがエネルギーとなって体のさまざまな器官に届けられます。

ところが、アルコールやカロリー過多の食事により、作られる脂肪ばかりが多くなり、エネルギーとして使われる量が少なくなると、脂肪は肝臓に残ったままとなり、脂肪だらけの肝臓になってしまうのです。

この状態を脂肪肝といい、こうなると肝臓は正常な機能をしなくなり、肝炎や肝硬変に進行をするため、脂肪肝と診断をされたら直ちに治療が必要となります。

脂肪肝の検査と診断

脂肪肝になっても初期段階では、自覚症状はほぼないため、健康診断などで発覚するケースがほとんどです。

血液検査では、さまざまな数値を測定しますが、脂肪肝に関しては、血中のALTやAST(ともにアミノ酸を作り出す酵素)、γGTP(肝臓の解毒酵素)などの数値に異常が見られると脂肪肝が疑われます。

また、超音波検査やCTスキャンなどでも脂肪肝の検査がおこなわれることがあります。

脂肪肝の治療方法

脂肪肝の進行具合によって治療方法は異なり、初期の段階では徹底的な食生活の見直しによる治療となります。普段から飲酒をしている方は、アルコールの摂取は厳禁となり、脂質を抑えた栄養バランスの良い食事の指導のもと、毎日の食事改善が治療の基本になります。

これに加えて、運動療法(有酸素運動)も取り入れられます。適度な運動を毎日おこなうことで、肝臓に蓄積している脂肪を効率良く燃焼できることから、毎日30分以上の有酸素運動(ウォーキングやマラソンなど)の指導を受けることがほとんどです。

脂肪肝の中期や末期ではすでに手遅れなことも

初期段階でしっかりと治療ができれば、肝機能も正常に戻りもとの生活に戻れますが、食生活の見直しや運動などを怠ると、脂肪肝は進行をしてしまい、やがては肝硬変や肝ガンなどになってしまいます。

このようになってしまっては、治療も大変に複雑となり、肝臓の機能を高める薬剤の投与や入院などが必要となります。

一度症状が重くなってしまった肝臓はもとに戻すのが非常に難しいと言われています。このため日頃から脂肪肝にならないための予防が、生涯健康で過ごすためにはとても大切なのです。

脂肪肝で疲労が増す?

脂肪肝で注意すべきことに、脂肪肝になると疲労度が増すということがあります。肝臓が健康な状態ならいいのですが、脂肪肝になってしまうと、アルコールの代謝や脂肪の代謝を行うごとに疲れてしまいタンパク質の代謝や毒素などの体に悪いものを解毒することができなくなり、血液として体中にめぐってしまうのです。

体中を悪い物質がめぐることで、眠っても疲れがとれなかったり、体が常にだるいなどの疲労の症状を感じるようになるのです。

そのため、お酒を飲みすぎた翌日の二日酔いの症状である頭が痛い、疲労感、眠気がとれないなどの症状がありますが、これらも脂肪肝が原因として来ているということがありえるのです。

脂肪肝が原因としても、常に疲労を感じている人は疲労回復のサプリメントなどを検討してもいいでしょう。疲労回復は一時的に回復しても慢性的な疲れには対応できません。サプリメントで疲労を元から断つことが大切です。

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